2015年2月28日土曜日

デジタルカメラ、性能の見方。

コンパクト・デジカメまたは、タブレット端末・携帯端末、それぞれカメラ機能は確実に上がっている。SNSで画像をあげた場合、それを見る相手のモニターの性能に見え方は依存しているので、撮影方法・加工方法で100%これが正解だ。と言える解答はない。

性能を見る時に、着目点をいくつか上げたい。まず、画素数。

下記画像は1000万画素・1200万画素・1400万画素で、それぞれ夕日を捉えた画像だ。カメラの性能比によって同じ夕日でも表現方法が変わる点に着目してほしい。

1000万画素、画素数が少ないと、輪郭線が曖昧になる弱点はあるが、絵画的なイメージを出そうとしたら、むしろ画素数が少ない方が味が出やすい。


1200万画素、このくらいのスペックのカメラはメーカーのシリーズ最底辺、最も価格が安い。いわゆる中途半端なスペックともいえるが、個々のカメラの性能を最大限に引き出す努力を続けると、以外にいい写真が取れる。


1400万画素、このくらいのスペックのカメラも、今時はシリーズの最底辺のカメラだ。でもやはり使いどころはある。


ズーム機能。光学ズームで描かれた画像は輪郭の劣化が少ない。あわせてデジタルズーム機能を搭載しているカメラがほとんどだが、デジタルを使うと画像は粗くなる。光学ズーム20~50倍でも最近は安価で購入できるが、倍率が大きくなるほど、カメラの大きさも重さも比例し増してくる。

次にF値。光を集めることが出来る性能で、その値が低いほどレンズが開き光を集め、被写体の背景を効果的にボカシたり出来る。また、森の木々の間から零れる光線のグラデーションなど表現できる。ただ、加工過程でこのボケはある程度再現できるので、F値3.0近辺~6.0近辺の値のカメラで十分だ。

続いて、高感度ISO。暗いところでの撮影性能だが、その値は100~6400程度80~12800もある。ISOを高感度設定の数値に上げると、自動的に画像サイズが小さくなる機種が多い。その分シャッタースピードが上げられ、被写体の動きや手ブレに対応できる。バッテリーの持ちも良くなる。ただ、出来上がる画像は粗い。

シャッタースピード。速ければ早いほど瞬間を捉えることができる、1/4000秒では例えば水滴が落ちたときの王冠の様な画像が撮れる。ただ、暗いところではあまり意味がないし、使いどころも少ない。
むしろ、遅いスピード、1秒から3秒程度シャッターが開けるカメラの方が、水の流れを白い線のように捉えたり遊べる。

マニュアル・フォーカス。AF(オート・フォーカス)ではなく、自分で焦点を定める機能。これは時に天体、星や月を撮りたいとき、無いと不便だ。1000万画素では在るがマニュアル・フォーカスを使うと、オリオン座の星雲の色もある程度出せる。

ファインダーの有無。そして、その解像度。ファインダー(直接目で覗く窓)が在ったほうが、動きの早い被写体を追いかけるとき有利だ。ファインダーの解像度が良いほど、自分がイメージした写真に近いものができる。解像度の低いファインダーは構図の確認程度の使い方しか出来ない。




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